在庫車だった1955年スパルタンロイヤルマンションのダブルエンダーですが、
正直、個人的に気に入っていたのであまり露出する事なく、ASKで出していたのですが、お客様の目についてご売約の流れになりました。
手直しが必要な車両でしたので、コツコツと直していたのですが、その中でのネックが前後の窓。
カーブがきつく、新車時は、フロントと左右という3分割に施工されているのですが、せっかくのパノラマビューなので、一枚でできないかなと、相談させていただいておりました。
当初はアクリルを熱で曲げカーブを作るという作戦でしたが、
アクリルで2mオーバーのサイズを加工するのはやはり容易ではなく、苦戦が続きました。
そこで、品を変え、ポリカーボネートで曲げるという作戦に変更したのですが、
それでもボディーラインに合わせてきれいに曲げることがなかなか難しい。
ここからは施工業者さんの知恵と技の見せ所。
まあそこからも紆余曲折ありましたが、きれいに収めることができました。
オリジナルとは違った方法での窓の止め方にはなりましたが、オリジナルでは3枚使っているので繋ぎ目部分にモールが入るので視界の一部に切れ目が入ってしまうのですが、今回は一枚ですので、前後のビューがオリジナルより良いです。
お客様にも気に入っていただいているので、嬉しい限りです。
実は、こちらの車両を販売後に、やはりダブルエンダーが欲しいなと思い、いろいろと探していたのですが、なんと見つけることができました。
まだ販売するか自社使用するか決めてないので、ウェブ上に情報は出しておりませんが、かなりお高いんですよね。
希少な車両なのでしょうがないですが。
さてどうしようかな。
それでは。