それはコロナ禍初期の話だったはず。。。

弊社のストックリストをご覧の方なら見たことがあるかもしれませんが、2年ほど前から1台だけずっと画像がないエアストリームがあります。
1953年 エアストリーム フライングクラウド(オハイオ工場生産)なのですが、仕入れたのはコロナ禍になった当初で世界中が騒いでいた頃でした。

当時は、今のように為替はまだ1ドル115円程度で、円安や物価高などの今現在の問題とは異なり、船が港に入れない、アメリカもロックダウンでなかなか仕入れにも動けないという状態でした。
私も仕入れが滞るのはまずいなと慌てており、現地のシッパーさんと連絡をとりながらとにかく買えるものを数台当たってもらっておりました。
そんな折、シッパーさんがいるロスからは少々離れたコロラド州に複数台のエアストリームを所有している方から売りたいと話がありました。
2台積みのキャリアカーで一括で運べるということだったのと、結構安かったので、大した確認もせずに2台の購入の話を進めました。

車両の状態は画像や、言葉づてで聞いていたはずなんですがね。
ロスのヤードに着いて送られてきた現車の画像を確認したら、あらびっくり、左前方側面がフレームからぶつかって歪んでるんですね。
輸入はしたものの、これは大工事決定ということで、ずっと後回しにしておりました。

そして、ようやく時間やスペース的に作業できそうになったので、フレームとボディーを分離させフレームオフいたしました。
↓これが外したフレームです。

見事に左前方のぶつかった部分から衝撃が伝わるように後ろの方まで歪んでおります。
ラダーフレームって単純ですが、よくできてるんだなと感心してしまいました。

バラすまでは左前方だけのフレーム修正で大丈夫かなと思っておりましたがとんでもないですね。
多分フレームを作った方が早そうなので、どうにかしたいと思います。

ボディーも左前方側面がぶつかっちゃってるので、お直しが必要なのですが、それ以外は良い状態なので、なんとか復活させたいですね。
長丁場になりそうですが、時間をみてコツコツとやっていきたいと思います。

それでは。

1947年 スパルタン マナーの仕上げ進捗。

絶賛仕上げ中の1947年 スパルタン マナーですがだいぶ後半戦に差し掛かってきました。

サブフロアが傷んでいたので、全てバラし、サブフロアからの施工。
サブフロアをバラすと出てくるラダーフレームのサビや傷みはほとんどなかったので、そのまま錆を落とし、錆止め処理を施工。

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板バネやドラムブレーキなどももちろん、しっかりと錆止め。

タイヤホイールは新品をインストールしております。
ちなみに、ちょっと試しで、スパルタンのタイヤホイールはボディーに対して内側に入りすぎている印象だったので、ワイトレをつけてみました。
それでも中に入りすぎている感はありますが、走行時の安定性の向上になっていれば良いなと思います。
ご購入後の納車の際に実感させてください。

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次に内装ですが、床はサブフロア施工後、杉の無垢材をヘリンボーン柄に張り合わせました。
内壁も全て解体し、内側からのコーキングを行い、断熱材を隙間なく敷き詰めております。

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断熱材を施工後、内壁を合板で施工いたしました。
曲げベニヤを上手に使い、カーブも綺麗に施工しております。
目透かしの張り合わせなので、高級感ある仕上がりになっております。

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これから内壁を艶アリのニスで施工予定でアメリカンヴィンテージ感たっぷりに仕上げる予定です。

外装も全面を磨いておりますので、綺麗な状態で納車いたします。

それでは。

明けましておめでとうございます。

年末年始は特段休むつもりはなく作業を行う予定だったのですが、
思いのほか連日飲んでしまいダラダラと過ごしてしまっている正月となりました。

さて、インスタグラムではお知らせしていたのですが、
元旦の15時からフジテレビ系列で放送された【さんタク】というさんまさんとキムタクさんが二人でテーマを決めてロケに行く番組が放送されました。
今年は奄美大島での撮影で、弊社が運営している【コーストランドレンタカー】のマスタングコンバーチブルをお乗りいただきました。

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さらには、弊社が販売させていただきました奄美大島でグランピング施設を営業されている【isola base amami】さんにてエアストリームを見学され、さらにはエアストリームの前にステージを作り、歌を披露するという、なかなかボリューム満点の番組でした。

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残念ながら、私は御両人さんとは絡むことは一切なく、あくまで「あーうちのが映ってるなー」という感じで拝見しておりました。
ぜひ、Tverでご覧いただけますので、ご覧になられていない方はチェックしてみてください。

さて、東京生まれ埼玉育ちの海に全く興味がない私が、なぜ、奄美大島に興味を持って、レンタカー屋をやっているかですが、きっかけはやはりエアストリームでした。
最初に来島したのがコロナ禍になる前の2019年の3月で、世界遺産登録が決まる前でした。
海や島などに興味がないので、全く事前知識なく、お客様にエアストリームを奄美大島のとある浜に納車してくれと言われ、言われるがままに牽引し運びました。

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その際に運んだのは奄美大島の中でも宇検村というまた市街地からは2時間くらいかかる場所だったのですが、
エアストリームを牽引しながらクネクネした山道や、海沿いの狭い道を走り、リアス式海岸の入り組んだ地形、独特な草や木々、さらに曇り空がそれらと相まって、非常に静謐で、暖かいのだけど南国という気がしなくて、どこか物憂げで閉塞感が漂っている雰囲気が、個人的には新鮮で心地よく、今まで訪れたどこよりも落ち着いたのを覚えております。
(私自身が根暗なのでそういった部分を好んでいるだけで、もちろん奄美大島には陽な面もたくさんあります。)

それ以降、2年ほど、奄美大島への仕事はなく、とは言え、個人的にわざわざ旅行するということもなく、次の来島は今回放送されたエアストリームの納車でした。
その際に、お客様より「奄美空港前に借りている土地があるから何かやらないか?」と話を頂いたのがレンタカー屋をやるきっかけとなりました。
やるからには普通の車じゃ面白くないと思ったので、どうせなら得意なアメ車専門レンタカーにしようと元同僚の車屋と一緒に始めることにしました。

今回、弊社のレンタカー屋さんは映りませんでしたが、弊社の在庫だったアメリカンスクールバスを奄美まで運び、事務所にしております。

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オープンしてちょうど一年なのですが、まだまだコロナ禍もあり、離島はどこも大変なので運営は大変ではありますが、ご来島の際には奄美の旅路をオープンカーや荷物も積める車で楽しんでいただければ幸甚です。
やはりハイシーズンは海やらなんやらでもちろん楽しいのですが、意外と1〜3月あたりの奄美大島も情緒があって良いですよ。
そろそろホエールウォッチングもできますしね。

コーストランドレンタカーのウェブサイトはこちら

それでは。

来年の準備。

今年も残すところあと3日となっておりますが、毎年特に年の変わり目で切り替わることはないので、普段通りの業務をこなしておりますが、
やはり年末年始となりますと材料が入らないので、その準備だけは行っているつもりでしたが。。。

来年、一発目には1948年エアストリーム ライナーの内装仕上げを行うので、12月23日に床材を発注したところ、
もう年内は終わっているとのことで、さらには年明けは14日以降に順次発送とのこと。

別の材料で施工するか、待つかは職人さんとご相談ですね。
在庫車両なので、納期を気にすることはないのでのんびりやってました。
すみません。。。

それとは、逆の話もあり、在庫車両の1964年エアストリーム バンビ2ですが、こちらは年内には軽仕上げが完了しない予定だったのですが、
従業員の頑張りもありなんとか終わらせることができました。

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詳細はストックリストに載せてありますので、そちらからご覧ください。

ストックリスト

キッチンカーにするもよし、引っ張ってキャンピングトレーラーにするもよし、本物のアメリカンヴィンテージを楽しんでいただける一台ですね。

私はと言うと、休んだとて特段やることはなく、呑正月寝正月になってしまうので、
まあ、ゆっくりと次の在庫車の仕上げを進めていようかなと思います。

ご覧になりたい方がいらっしゃいましたら年末年始でも対応しますので、ご連絡ください。

それでは。

国内仕様改善作業。

弊社ではほとんど現行のエアストリームは扱っていないのですが、稀に扱うことがあり、これもそんな稀な一台なのですが、
在庫車両で販売していたベースキャンプ16Xの国内仕様改善作業を進めております。

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旧いエアストリームはよくバラしておりますので、構造はよく把握しているつもりですが、新車となると、また、派生型のベースキャンプとなると勝手が違うかなと思いつつ、どう改善するか色々見てみるわけですが、
良い意味で構造は単純というか、あまり変わっていないというか、まあ新しいモデルも旧いモデルも大差はないわけです。
ただ、ベースキャンプはシールが表に見えるように打ってある部分が多いので、そのあたりは触りたくないのでバラす必要がある最低限の部分を考えて対応する必要があります。
なるべく、オリジナルの見た目を損ねないように、余計な穴などを開けないようにということを気をつけながら作業いたしました。

先日、無事改善を完了し、陸運局に事前審査の書類を提出したので年内には予備検査に行けるかなといった所です。

それでは。