在庫車の1954年スパルタンマナー。
50年代のマナーはアメリカでも見る機会が少なく、リストに出てきても仕上がっている高額車が多く、なかなか仕上げベースの車両が見つからない一台。
今回仕入れたのは、見るからに手がかかりそうという、長期戦覚悟のベース車両。
ただ、ボディの状態は良く、やる価値はあるなと思わせてくれる一台。
サブフロアがダメでしたので、見た瞬間にフレームオフだなと判断はするのですが、フレームオフするとなるとボディを置くスペースの問題や、フレームの補修、ゴミ処理、作業員の確保、クレーンの手配などなど、スムーズに行わないと、だらだらと時間だけが過ぎて場所だけ取る邪魔者になってしまうことがあるわけで結構億劫になりがちです。
今回は大工さんの「こんくらいすぐ出来んじゃね?」の軽いノリに釣られ、ヨイショでやってしまいました。
下ろす時はクレーンもなしにフォークリフトや、ジャッキなどを駆使し下ろす。
フレームを別場所に移動し、補強の溶接と錆止め、シャーシブラックで塗装。
フレームは一部ぶつかっていたのですがサビが少なく非常に良い状態でした。
フレームにサブフロアを貼り付けユニックでボディを吊るし載せる。
載せる際は微調整が必要なので、ユニックがないとさすがにきついですね。
とまあこんな感じでフレームオフ、フレームオンを行ったわけですが、短時間、最小人数でよくやりました。
ここからは他の仕上げとの兼ね合いで進めていきます。
それでは。